ソフトウェア(PowerChute)

電源トラブル発生時機器を順番どおりにシャットダウン

「PowerChute Business Edition」バージョン10.0リリース

2019年1月18日(金)に「PowerChute Business Edition」のバージョン10.0がリリースされました。
システム構成が従来のサーバー、エージェント、コンソールの形式からシンプルなシングルエージェントへ変更され、SNMPへの対応が追加されたことにより複数エージェントの管理ができます。また、動作環境をOracle JavaからOpenJDKへ変更することにより、商用ユーザーも引き続き無償でJava動作環境が提供されます。
現行バージョンの「PowerChute Business Edition」をお使いの方は、購入時期の条件により、無償アップグレード版が提供されます。詳細はシュナイダーエレクトリック社の製品保証登録サイト「Club APC」で説明されています。

また、旧バージョン(9.1.1と9.2.1)の提供スケジュールは以下のとおりとなります。

PowerChute BUsiness Edition
新バージョン V10.0 新規登録・ダウンロード提供開始日2019年1月18日(金)
旧バージョン v9.11/v9.2.1新規登録終了日2019年3月31日(日)
サポート終了日2021年2月末日
ダウンロード終了日サポート終了日から1年後

PowerChuteとは

「PowerChute(パワーシュート)」とは、UPS本体と接続機器を連携させるための電源管理ソフトウェアです。
サーバー関連機器には電源を入れる順序、切る順序があり、シャットダウンするときは「サーバー→ストレージ→ネットワーク機器」の順に電源を切り、立ち上げるときはこの逆の順で電源を入れなければ故障することもあります。
「PowerChute」は電源障害が発生した際に手順どおりに自動でシャットダウンする機能をはじめ、管理者への通知機能なども備えています。離れた場所から遠隔操作もでき、管理者は自席から動くことなくUPSを管理、コントロールすることもできます。
なお、「PowerChute」はパラシュートの「ゆっくりと安全に落ちる」イメージから名付けられています。

PowerChuteでできること

スケジュールシャットダウン シャットダウンするタイミングをスケジューリングできる
イベントログの取得 現在の状態やイベントが発生した原因を特定できる
遠隔操作機能 離れた場所からUPSの状態を確認し、遠隔操作ができる
各種通知機能 電源の状態やアラートなどの情報をE-Mailなどを使って管理者に通知する
簡単設定機能 手順に沿って容易に設定できる(スケジュール設定や通知など)

PowerChuteの基本的な選び方

保護すべきサーバーとの接続方法や数によって選択する「PowerChute」の種類が異なります。

PowerChuteの入手方法
Power Chute Business Edition Power Chute Network Shutdown

型番一覧と型番選定のポイントは以下のリンク先で説明しています。

接続方法・対応OS・対応UPS

UPS-サーバー間接続方法 専用シリアルケーブル接続 ネットワーク(LANケーブル)接続
シリーズ
PowerChute Business Edition(※1 ※2 ※3)
PowerChute Business Edition

下記の構成の場合はPowerChute Network Shutdownを選択
・ブレードサーバー構成 ・冗長電源構成
・1台のUPSに接続するサーバーが4台以上 ・HA構成
PowerChute Network Shutdown
PowerChute Network Shutdown

必須アクセサリ:
Network Management Card(※4)
製品型番:
対応OS(※5)
  • Windows
  • Linux
  • VMware ESXi(仮想化HA環境を除く)
  • Windows
  • VMware ESXi(仮想化HA環境を除く)
  • Linux
  • VMware ESXi(仮想化HA環境を除く)
  • Windows(仮想環境含まず)
  • Linux(仮想環境を含む)
  • Windows(Hyper-V)
  • Vmware
  • IBM A/X
  • HP-UX
  • Oracle Solaris
  • Mac OS
付属品説明 UPS接続用のシリアルケーブルはUPS本体に含まれるため本製品には付属しません。 Smart-UPS SUAモデルおよびSmart-UPS RTシリーズ用のシリアルケーブルが付属します。 -
対応UPS
  • Smart-UPS SMTシリーズ
  • Smart-UPS SMXシリーズ
  • Smart-UPS 500VAまたは750VAタワー型モデル専用
  • SMT500J
  • SMT750J
  • SUA500JB
  • SUA750JB
  • Smart-UPS SUAモデル
  • Smart-UPS RTシリーズ
  • Smart-UPSシリーズ
  • Smart-UPS RMシリーズ
  • Smart-UPS RTシリーズ
  • Smart-UPS XLシリーズ
製品型番
(詳細ページへのリンク)
(※6) (※6) (1Node)
(5Node)
(1Node)
(5Node)
(1Node)
(5Node)
  • ※1 下記すべて同一ソフトウェアですが、ライセンスにより対応OSや対応UPS、付属品が異なります。
  • ※2 バージョン10.0よりコンソールが廃止されます。以前のバージョンのコンソールよりバージョン10.0 のエージェントは監視できません。
  • ※3 未登録のライセンス(販売終了型番を含む)をお持ちの場合はバージョン10.0の登録が可能です。
  • ※4 UPS1台に対して1式必要です。
  • ※5 対応OSの詳細は「PowerChuteシリーズ 対応OS表」ページ(シュナイダーエレクトリック社のページにリンクします)を参照してください。
  • ※6 SSPCBEWLJおよびSSPCBEW1575Jには1年間のアップグレードライセンスがバンドルされています。

ライセンス数

ライセンスは「ホストマシン(物理サーバー)」の台数分必要です。仮想マシンには必要ありません。

サーバー管理/UPS(電源)管理

小規模、ブランチオフィス向けUPS管理ソフトウェア PowerChute Business Edition
現状・問題点
PowerChute Business Edition
  • 電源障害時にサーバーを安全に自動シャットダウンしたい
  • サーバーのシャットダウン、リブートのスケジュール運用を行いたい
  • シリアル接続で管理したい
  • 電源管理に時間をかけたくない
管理ソリューション 日本語表記で簡単に設定ができ、シリアルUPS接続でサーバーの自動シャットダウンが可能。電源イベントの発生原因追及を補助するツールで電源管理の負担を軽減。
対応UPS Smart-UPS/Smart-UPS XL/Smart-UPS RT(5000VA以下)
サーバールーム、データセンター向けUPS管理ソフトウェア PowerChute Network Shutdown
現状・問題点
PowerChute Network Shutdown
  • 電源障害時にサーバーを安全に自動シャットダウンしたい
  • サーバーのシャットダウン、リブートのスケジュール運用を行いたい
  • サーバールームから離れた場所で管理したい
  • 大容量UPSに複数台サーバーを接続して管理したい
  • 冗長電源を持ったサーバーがあり、その冗長性を生かしUPSで電源を管理したい
  • 仮想化に対応させて管理したい
  • UPSでブレードサーバーを保護している
管理ソリューション 大容量UPS、冗長電源サーバー、仮想化サーバーに対応し、ネットワークベースで遠隔からの管理やサーバーの自動シャットダウンも可能。
対応UPS Smart-UPS/Smart-UPS XL/Smart-UPS RT/Smart-UPS VT/
Symmetra LX/Symmetra RM/Symmetra PX

※5000VA以上のSmart-UPS RT、Symmetra RM、Symmetra LXmには、Network Management Card 2 EM(AP9631J)が標準装備されています。

Network Management Card 3

新しい世代のネットワークマネジメント
セキュリティの強化、プロセッサの高速化、メモリ容量の増加
「Network Management Card 3」は 「Network Management Card 2」のすべての機能を備え、主要な機能を強化
パフォーマンス
  • 新しいプロセッサーによる処理能力
  • ギガビットイーサネット(10/100/1000 Base-T)に対応し、広帯域のネットワーク環境の実現
セキュリティ
  • オンボードセキュリティチップによる処理
  • IEEE 802.1xポートベースのEAPoL (Extensible Authentication Protocol over LAN)アクセスをサポート
容量
  • データログ、イベントログ格納数の増加 ? NMC 2の各1500エントリーに対し、NMC3は各30000エントリー
  • メモリー容量の増大により、将来的にツールやアプリケーションの実装が可能
管理性の向上
  • 日本語を含む複数言語(10か国語)の標準対応
  • USBポートでのコンソール接続により、PCからも直接スムーズにデバイス管理
AP9640J AP9641J
AP9640J AP9641J
  • UPSの管理
  • ギガビットイーサネット
  • ロギング機能
  • USBコンソール
  • シャットダウンおよびリブート
  • SNMP(v1/v3)対応
  • IPv6対応
  • IEEE 802.1xセキュリティ

AP9640Jの全機能に加えて次の機能があります。

  • 環境監視
    製品付属の温度監視プローブ(AP9335T)で周辺温度の監視・通知が可能です。オプションの温度・湿度監視プローブ(AP9335T)も使用可能です。
  • ドライ接点
    別売りのDry Contact I/Oアクセサリー(AP9810)を使用することで、ドライ接点によるUPSの管理が可能です。

PowerChuteの入手方法

購入手続き後、荷物としてお送りする製品に添付されているライセンスシートに明記されたライセンスキーを使って無料保証登録サイト「Club APC」からダウンロードしていただきます。

PowerChuteの入手方法
Club APC