PowerChute Network Shutdown 1 Node Virtualization
LANケーブルでネットワーク接続し、サーバーの自動シャットダウンを実現します。大容量UPS、冗長電源サーバー、仮想サーバーに対応します。
商品の詳細
PowerChute Network Shutdown 1 Node Virtualization (SSPCNSV1J)
大規模なコンピュータシステム環境等においてAPC UPSの管理方法を拡張し、信頼性の高いネットワーク経由での複数のコンピュータシステムの安全なシャットダウンが行えます。
「PowerChute Network Shutdown」は、ネットワークベースのソフトウェアです。「PowerChute Network Shutdown」と「Network Management Card 2 / 2 EM」が装着されたUPSとの相乗効果で、信頼性の高いネットワーク上の複数コンピュータシステムの安全なシャットダウンが行えます。またWebブラウザを使用することにより迅速かつ簡単に個々のサーバシャットダウンに関する設定が可能です。
従来の方法であるシリアル経由のコンピュータシステム保護ソリューションは、「PowerChute」ソフトウェアとSmartSlot Cardアクセサリなどで構成され、同時に最大8台までのコンピュータシステムをシャットダウンすることができます。
新たにご提案するネットワーク経由でのコンピュータシステム保護ソリューションは、 4台以上のコンピュータシステムが1台のUPSで電源バックアップされている場合、シリアル通信のソリューションに代わり、「PowerChute Network Shutdown」ソフトウェアおよび「Network Management Card 2 / 2 EM」を用いることで、今まで以上に簡単に導入・運用できる対費用効果が非常に高いソリューションです。
- 「PowerChute」はパッケージをお送りするタイプの製品です。パッケージに「ライセンスシート」が同梱されており、ソフトウェアは専用サイトからダウンロードしていただく必要があります。メールでのライセンスやソフトウェアの提供はしておりませんのでご注意ください。
- 「PowerChute Network Shutdown」はインストールサーバごとにライセンスが必要です。各製品により対応OSは異なりますので、インストールサーバのOSに対応する製品をインストールするOSの数に応じてライセンスをご購入ください。
特長
ユーザーインターフェース
Webブラウザを使用し、ネットワーク設定や個々のコンピュータシステムのシャットダウン時間を設定、および電源イベントを表示します。
Webブラウザで設定を行うことにより、直感的かつ容易に必要な設定ができ、管理コストを節約できます。
UPSの冗長構成
Version 2.2.xではUPSの冗長構成に対応します。コンピュータシステムの冗長電源にそれぞれUPSを接続することで同一イベントまたはシャットダウンイベントが全てのUPSに発生した場合にのみ、コンピュータシステムをシャットダウンします。
UPSの管理
- イベントアクション
- 20以上の電源やUPS関連のイベントがリストされており、イベント毎にアクションを4種類(※1)設定可能です。
- 管理者によるシステムシャットダウン
- Webブラウザを介して、リモートよりUPSに接続されたコンピュータシステムをシャットダウン、リブートすることができます。
- 不用意なシステムシャットダウンの防止
- 管理者権限を認識するために暗号化された承認システム(※2)です。
- 接続ケーブル数の減少
- UPSとの通信にネットワークを使用することによって、従来必要であったシリアルケーブルは不要です。
Deluxe版は英語OS対応についての注意事項
- ※1 UPSのモデルによって設定可能なアクションが異なります。
- ※2 MD-5を使用。
診断機能
- ログ作成
- 電源関連イベントの際の設定したアクションを監視し、ログを作成します。
- 自動コンフリクト検出
- シャットダウン待機時間の値がUPSのバックアップ可能時間以上の値で設定されていた場合、「PowerChute Network Shutdown」が自動的にそのコンフリクト(矛盾)を検出します。
- UPSのステータスチェック
- 継続的にUPSのステータス(状態)をチェックします。
- シャットダウンの調整
- 停電が長時間に及んだ場合、UPSが出力を停止する前に、「PowerChute Network Shutdown」で保護しているコンピュータシステムを安全かつ完璧にシャットダウンするように設定することが可能です。
イベント設定
- ユーザー通知
- 電源関連のイベントが起きた際に、システム管理者もしくは全てのユーザーに通知します。
シャットダウン機能
- コマンドファイル実行
- あるイベントが起きた際に、 アプリケーションをシャットダウンさせるなどの役割をもたせたコマンドファイルを実行させることが可能です。コマンドファイルの実行は任意にカスタマイズできます。 実行待機時間も設定可能で、実行待機時間中であれば、 コマンドの実行をキャンセルすることもできます。
- OSシャットダウン
- OSの自動シャットダウンを実行します。シャットダウン待機時間が設定可能なので、確実にコマンドファイルが完了してからOSのシャットダウンを開始させることが可能です。
- アプリケーションシャットダウン機能
- Microsoft BackOfficeサーバ、およびSmallBusinessServerを UPSが出力停止する前に安全にシャットダウンします。
Lotus NotesをUPSが出力停止する前に安全にシャットダウンします。
Microsoft IISのWebサーバをUPSが出力停止する前に安全にシャットダウンします。
対応UPS
- Smart-UPS
- Smart-UPS RM
- Smart-UPS RT
- Smart-UPS XL
UPS本体をネットワークケーブルに接続するために「Network Management Card EM(AP9630J) / Network Management Card 2 EM(AP9631J)」が別途必要です。
対応OS
導入していただく前に対応OSを必ずご確認ください。
ソフトウェアアップグレードライセンス
「PowerChute Business Edition」はアップグレードライセンスの提供を行っています。
アップグレードライセンスとは契約期間中にリリースされた新バージョン(メジャーバージョンアップは除きます)に自由にアップグレードができるライセンスです。アップグレードライセンス付の「PowerChute Business Edition」 には1年間の初年度契約がバンドルされます。